構造・工法 STRUCTURE / CONSTRUCTION
地震に強く、火に強い
タイガーEXハイパーは、外壁下地耐力面材として防水・防カビ性能に優れた石膏系面材です。
タイガーEXハイパーの特長 FEATURES
壁全体で力を受け止めるため地震や台風に強い
筋かいは端部のみの固定ですが、タイガーEXハイパーは全面を固定するため、一部にかかる負担が軽減されます。
地震や台風の力が端部に集中する筋かいと異なり、タイガーEXハイパーは全体で力を受け止めます。
壁倍率とは、建築基準法で定められた耐力壁の強度をあらわす数値のこと。木材のサイズや筋かいの有無によって、0.5~5.0倍の幅で設定されている。(建設省告示1100号)
石膏でできている無機質系面材だから
木質系面材と比べ、火に強く、燃えない建材です
万が一の近隣の火災発生時には、炎から内側の柱や梁などを守ってくれるので、燃え広がりを防ぎ、安全に避難できる時間を確保することができます。また、風などによる近隣からの貰い火でも、燃え移る可能性が低くなります。
タイガーEXハイパーと木質系耐力面材のそれぞれの表面を同じ条件で約3分間燃やし、燃えにくさを比較しました。
炎を出して燃えている
炎が出ない
建物内部の湿気を通気層から外に放出するので、
構造体内の結露の発生を抑制します
壁内部に発生する結露は、土台や柱、壁などを腐食させる原因となります。
耐力面材の湿気の通しやすさ(透湿性)は建物の耐久性を保つ重要なポイントです。
セルローズファイバー
天然の木質繊維の絡み合いが空気の層をつくることはもちろん、1本1本の繊維の中にも自然の空気胞が存在し、より一層熱や音を伝えにくくします。さらに木質繊維特有の吸放湿性で、適度な湿度を保ち自然の恵みが私たちに快適な暮らしをもたらします。
また、フロンガスやホルムアルデヒドを発散する添加剤は使わないので、地球環境や室内環境に優しく、住まう人にとって安心・安全な断熱材です。
セルローズファイバーの特長 FEATURES
イージーオーダーパネル
高耐力の構造用断熱パネルをバランスよく
配置する事で災害に強い住まいの実現
イージーオーダーパネルの特長 FEATURES
国土交通大臣に認定された
壁倍率5.0倍※の耐力壁
地震時及び台風時の外力に建物が耐えられる様、建築基準法により一定以上の壁量が必要とされています。筋交いなどで1.5倍から5.0倍まで壁の強さを増す事が可能ですが、一般的に最大の5.0倍耐力壁は、構造用合板 の2枚貼りか筋交いダブルに構造用面材片面の現場施工となりコストや手間がかかります。イージーオーダーパネルは、パーチクルボード 片面貼りで2.6倍、i-Panelは5.0倍の高倍率壁量を実現し、コストを抑え施工性を向上。(財)日本建築総合試験所の耐力試験結果でも5.0倍の壁倍率評価を受けて国土交通大臣の認定を頂きました。その高い耐久性・施工性により、家族の成長や構成の変化に合わせて間取りを自由に変更できるスケルトン&インフィルを実現。さらに開口の大きい建物、狭小間口の建物、3階建の建物等、壁量の取りづらい建物にも優位に対応できるのが魅力です。
安定した断熱性能
一般的に住宅の断熱材として用いられる繊維系断熱材(グラスウール・ロックウール等)は素材自体で形状維持が出来ないので、現場で貼り伸ばしたり・寄せたり・縮めたりして隙間無く必要部分に充填することが難しいとされています。イージーオーダーパネルはポリスチレンフォーム等のボード系断熱材を採用。断熱材ボードを間違いない寸法でカットし、隙間なく充填する事で安定的な断熱性能を実現しています。
住まいの劣化を防ぐ結露対策
結露は住まいの大敵。冬の窓周りの結露は気がつきますが、目につかない壁の中に結露が発生したら取り除く事が困難です。水分を含んだ断熱材は重くなって垂れ下がり、墜内部の上部が断熱材の無い状態(断熱欠損)になって、断熱性に支障をきたします。さらに含んだ水分が家の構造躯体を湿らせ腐食菌の発生を誘発する事態になる怖れがあります。構造用断熱バネルは、外気と内気が触れる可能性を極力無くしているので、壁内での結露発生が起こりにくくなります。
イージーオーダーパネル現場施工例
柱や梁をしっかり組み、1階から順にパネルで建物全体を隙間なく包みます。断熱材も施工。